ジュエルソープに使用するラップ、みんなはどれを使ってる?
こんばんは!
& S すみれです♡
ラップ研究の結果報告
グリセリンソープを使用した
ジュエルソープづくりに欠かせない、最後のラップの工程。
ナイフで形を整えるカットの工程が苦手な方も多いですが、
「これが1番きらいです…」
と仰る方も多いのが、このラップ。
ジュエルソープを作るのは簡単でも、仕上げで苦労される方も多いですよね。
そんなラップ、皆様どんな「ラップ」をお使いですか?
先日、お気に入りで使用していた「ファミラップ」が生産終了という、
非常に残念なニュースを受け、
次に使用できるラップをと製品を探しておりました。
インスタグラムをご覧頂いている方には、
新しいラップの使用感にあまり納得していない雰囲気が、伝わっているかもしれませんが🤣
ジュエルソープづくりに使用するラップは、
伸びるラップ → お総菜ラップというものだということは、
多くの方がすでにご存じかなと思います。
この「お総菜ラップ」というのは、
ラップの裏面を見てみると、原材料名が「塩化ビニル樹脂」という製品のことです。
え、ラップにも種類があるの??
と驚く方もいらっしゃるので、ざっくりご紹介させて頂きますね。
ラップは全部で3種類
①ポリ塩化ビニリデン
臭いや湿気を通しにくく、臭いのきついものを入れるのがおすすめ。
湿気も通しにくいので、乾燥も防いでくれます。
※サランラップ、クレラップ
②ポリエチレン
酸素を通しやすいというデメリットがあるが、
呼吸をする野菜や果物に使用すると新鮮な状態を保つことができます。
③塩化ビニル樹脂
良く伸びて、熱にも強いため、業務用でよく使用されています。
スーパーでお肉やお総菜などをラップしているのも、このラップ。
ただし、酸素を通しやすいので、長期間の保存にはジッパー付きの保存袋に入れたり、
ポリ塩化ビニリデンのラップで包み直したりするのがおすすめ。
ここでむむ??
と思われた方もいらっしゃると思いますが、
ジュエルソープをラップで包んで保管する際に、
どうしても梅雨時期など、
湿気の影響により、ジュエルソープのまわりがベタベタしたり、
ぬれたようなウエット感が気になったご経験がある方も多いと思います。
それもそのはず。
塩化ビニル樹脂は酸素を通すんですもの。
調べていてそりゃそうだよね、と私も大きく頷いてしまいました😂
しかし、ポリエチレンはもっと酸素を通す…
ポリ塩化ビニリデンは伸びない…
ということで、
ラップのメーカーさんなどにも製品についてお問い合わせをさせて頂いたのですが、
結局、しぶしぶ塩化ビニル樹脂に戻ってきました🤣
さて、そんな塩化ビニル樹脂のラップにもいろいろな種類があるのですが、
私がお気に入りで使用していた「ファミラップ」は、
100円ショップのダイソーなどで販売をされている「日立ラップ」と同メーカーの製品です。
某薬局とコラボをしたプライベートブランド商品になります。
この日立ラップも実はファミラップ同様に生産が終了しているのですが、
製品を製造している日立化成株式会社さんが、
2020年10月に昭和電工マテリアルス株式会社に統合・合併した影響によるものです。
そして新製品として発売したのが、「キッチニスタラップ」
ファミラップの後継品として最有力だったのですが…
「薄い…ファミラップに比べて伸びない…」
それが私の個人的感想です。
以下、全国どこでも入手しやすいものを基本に、
試しに使用してみた塩化ビニル樹脂のラップをご紹介致します。
右から、
ファミラップ、日立ラップ、キッチニスタラップ、業務スーパーのラップ、カインズホームのラップ
正直、どれもこれも使用感はどっこいどっこいです🤣
というのも、どれも悪くはありません…
どれも、これだ!という決め手もありません…
キッチニスタは、薄くて伸びにくい。
業務スーパーは比較的扱いやすいが、破れやすい。
カインズホームは、2種類の中間くらい。
使用感的に、業務スーパーのラップは嫌いではないのですが、
オンラインレッスン時にラップを同梱してご郵送させて頂く際、
100mのラップが届いたら、
「そんなにいるの??」と、ちょっとびっくりしちゃいますよね。
ここで1つポイントなのが、
先ほどお伝えさせて頂いた、塩化ビニル樹脂は酸素を通す製品ということ。
伸び感があまい製品の方が、
実はジュエルソープの保管には向いている可能性があるという点です。
現在3種類のラップを使用して、保管状況の経過観察をしておりますが、
3種類とも大きな見た目の変化はなく、
経年劣化らしきものはまだ見られません。
高温多湿の時期を乗り越えないと、なんとも言い切れないのが現状です。
お問い合わせをさせて頂いたラップメーカーさんによると、
ファミラップのようなプライベートブランド商品は、
今後も随時情報が更新され発売をされていくようです。
使用感はもう個人個人の好みになると思いますので、
このラップがいい!と宣言することはできませんが、
ピンッ!と、これだ!と思う使用感のラップに出会った際には、
改めてご報告させて頂こうと思っております。
今後、ドラッグストアに行かれた際には、
ラップの裏側をぜひチェックしてみて下さいね。
アンドエス すみれのラップ難民は、まだまだしばらく続きそうです…
【 補足 】
3種類のラップの使用感は、
あくまでジュエルソープづくりで使用した際の個人的感想です。
通常食品をラップする際には、どれも問題なくお使い頂けます。
これまで使用した塩化ビニル樹脂
・コストコ 伸びはいいがラップ自体が大きいので、扱いずらい
・マツモトキヨシ プライベートブランド商品
リニューアルしてからあまり使用感が好きではなくなってしまいました
なぜお総菜ラップは伸びるのか
そのままでは固くて使いにくい原材料に、添加物を加えて柔らかくすることで、
ラップとして使いやすくしています。
主な添加物
・脂肪族多塩基酸エステル(柔軟剤)
・エポキシ化植物油(安定剤)
・カルシウム化合物(安定剤)